コミミズク
下の写真は、コミミズク。
フクロウの仲間としては異色で、
昼間からさかんに草原の上を飛び回り 餌になる鼠などを探します。
獲物はいないか‥
夜盲症のことを俗に「鳥目」と言いますが、鳥のほとんどは 夜もちゃんと目が利きます。
渡りの時期、真夜中にハクチョウの鳴き声を聞くたび
「こんな時間に飛んで大丈夫なのかなぁ‥。」などと思ったものですが、
夜に視力が落ちるのはニワトリなど限られた鳥なのだそうです。
陽が傾き、うっすらと赤味を帯びた空に
コミミズクのシルエットが浮かび上がります。
こちらはハイイロチュウヒのメス。
黄金色の草原の上で、獲物探しが続きます。
空と一緒に、茜色に染まるコミミズク
目の前に広がる光景を見ているうちに
自分もその中の一部のように思えてきて、涙がこぼれそうになりました。
陽が落ちて、辺りを暗闇が包み始める頃
人の目もカメラも利かなくなった草原に、
コミミズクのしゃがれた鳴き声が何度か聞こえました。
ドキドキするような瞬間でした。
コメント
カタナンケ at 2013年2月 1日 22:32
鳥は実はよるも 目が利くのですか、、
鶏くらいがだめなの?
でも ジュウシマツや 文鳥などはよる 目をつむり
寝てたから どうなのかしら、、
そういえば、、、
渡り鳥は夜も空を飛ぶわね〜
ZUM at 2013年2月 2日 00:28
素晴らしい写真ですね!
コミミズクの顔の表情までわかります。
拡大して見てしまいました。
顔の大きさに対する羽の大きさには驚きました。
両翼は10倍もありそうですね。
よく目にする写真は木にとまっているものが多いので。。。
それにしても動くものを撮るのは難しいのでしょうね!
いつも感心しています。
おまさ at 2013年2月 2日 07:53
カタナンケ様
夜目の利かない鳥はニワトリなど ごく一部で、
ほとんどの鳥は夜もちゃんと見えているそうです。
そのごく一部に 文鳥は含まれるみたい。
ジュウシマツについての記載は見つからなかったけど、
キンカチョウは夜が苦手とありました。
昔飼っていたセキセイインコも暗闇が苦手だった気がします。
これもごく一部に含まれる鳥だったのかなぁ‥。
ニワトリの視力は、人間の10%ほどしかないらしいです。
夜になるとほとんど見えなくなるんですって。
タカなんて、人間の8倍も視力がいいのにね。
ニワトリは人間に1番身近だった鳥なので、
そこから「鳥は夜目が利かない」というふになっちゃったみたい‥です。
おまさ at 2013年2月 2日 08:03
ZUM 様
野鳥に興味がおありですか?嬉しいです。^^
動くものの写真を撮るのは、ホントに難しいです。
ボツになる写真の多いこと‥。(笑)
大自然の中で見る 野鳥の姿は格別です。
とても美しく、気高く、胸が震えます。
機会がありましたら、是非本物を‥。^^
コメントをどうもありがとうございました。
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