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花咲か日記

2013年4月 5日

ねぐら立ち

6日ほど前に、ウトナイ湖に行って来ました。

渡り鳥の中継地として有名なウトナイ湖。
ねぐら入りしたマガンの数が いよいよピークになったというので
じっとしていられなくなりました。

日の出前に湖に着くように、家を4時20分頃に出ました。
ウトナイに着いたのは、5時前。
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この日は厳しい冷え込みで、
地面には霜が降り、手袋をしていても指先がヒリヒリと痛みました。
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けあらしです。
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マガンの群れも霞んで見えます。

突然ドーンという地響きに似た音がして、マガン達が一斉に飛び立ちました。
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赤味を増した東の空にも
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月の残る西の空にも、マガンがいっぱい‥
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顔を出した太陽が、けあらしの立ちのぼる湖面に映し出され
それはそれは、とても幻想的でした。
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やがて第2陣が飛び立ち、群れは赤い太陽を横切って行きました。
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息を呑むような美しい風景でした。
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明るくなるにつれ、手のかじかみがなくなり
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夢の世界から解き放たれた気がしました。
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いつのまにか 霜がとけていました。
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残っていたマガンが、明るくなった空に一斉に飛び立ちました。
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生まれて初めての マガンのねぐら立ち。
暗い道を走った価値があったと思いました。



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コメント

おまさ様

   すごい !! すばらし~い!!

   羽音が聞こえてくる。背筋がぞぁーとしました。

   北海道に来て「アーなんだか幸せ」って思うことが多いのです。
    
   空を見上げてのことが多いのだけど。

   私も見て、感じてみたいな~ 《ねぐら立ち》 

ZUM 様

渡りのピークは4月2日で、66,000羽のガンが居たそうです。
現在は20,000羽を切ったようで、ガンを見ることができるのも後数日のようです。
あっという間のことですね。
秋にもガンはやって来ますので、機会があれば是非ご覧になってください。
体が震えますよ。^^

また彼らは  日本より寒い国に帰るのですね〜
来年も同じ家族で きてちょうだいね、、
早起きしないとみられない 美しい 景色ですね、、
早起きとりの ひとを 尊敬します〜

カタナンケ様
以前から雁のねぐら立ちを見たいと思っていましたが、
暗い道のドライブが苦手で躊躇していました。
思い切って出かけて良かったです。

あのドーンという体に響いてくるような音が忘れられません。

北海道に30年近くも生きていた人間が言うのもなんですが、
「雁のねぐら立ち」を見たことは有りません。
自然がごく傍に有り過ぎると、自然の美しさや驚異に
無関心になっていくのですね。

ここの人達にもそんな所があります。
青い空、紺碧の海、美味しい水、様々な生き物・・・
琵琶湖に住んだ時、初めて自然を実感しました。
この気持ちを大事にしていきたいですね。

・・・でも、<爆弾低気圧>はいただけませんがね。
どうでした・・北海道は?

茜ちゃん様

越冬するために日本にやって来るマガン。
昔は日本各地に飛来していていたようですが、
今では9割以上が宮城県北部に渡って行きます。
北海道には宮島沼やウトナイ湖に中継地としてやって来ますが、
宮城県のように長く留まってくれるわけではないので
ねぐら入りやねぐら立ちを見るのは簡単ではありません。

ましてや夜の明ける前に遠出をしてでもねぐら入りが見たい、という人はごくわずか。
鳥見が趣味という人でも、マガンのねぐら立ちを見た人はそう多くないと思います。
なので、どうぞご安心ください。

爆弾低気圧。
北海道でも被害を受けた所があったようですが、ここは大丈夫でした。
雨で雪解けが一気に進みました。
庭仕事が忙しくなりそうです。

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